01

約25分のあいだに、2つのパートに答えてもらいます

前半は「初めて見る問題を、どう解くか」。後半は「ふだんの自分は、どちらに近いか」。性質の違う2つを組み合わせて、仕事の場面での持ち味を立体的に見ます。

思考力パート

約16分 / 4領域

知識を思い出す力ではなく、初めて出会う問題を筋道立てて解く力を4つの領域で測ります。採点は項目反応理論にもとづき、推定値を95%信頼区間とあわせてお出しします。

図形推論

図形の並びから法則を見つけ、空いている場所にあてはまる図形を選びます。

数量推論

数列の並びから、次に続く数を推測します。

言語推理

言葉の意味や関係をとらえ、あてはまる関係を選びます。

処理速度

記号の並びを素早く見比べ、同じか違うかを判断します。

問題は、受検ごとにその場で作られます

あらかじめ用意した問題集から出しているのではなく、受検が始まった時点で生成しています。同じ問題が誰かに二度出ることはなく、問題そのものが外に流出しません。対策本や過去問による準備が効きにくいのは、この仕組みによるものです。

性格パート

6〜8分 / 68問

性格を記述する枠組みとして再現性の高い5因子(30側面)にもとづく60問と、回答の姿勢を見る8問に答えていただきます。正解・不正解はありません。

バインダーにはさんだ用紙へペンで記入する手元
外向性 協調性 誠実性 情緒安定性 開放性

「よく見せたい」を打ち消す設計

30の側面それぞれに、肯定文の問いと反対向きの問いを対で用意しています。内容にかかわらず「はい」寄りに答えてしまう癖は、対の両方に同じだけ効くため打ち消されます。さらに提示順は受検ごとに入れ替えるので、対になっていることに気づいて合わせるのも難しくなります。

設問に含めていないこと

思想・信条・支持政党・宗教・出身地など、採用選考で尋ねてはならない事項は設問に含めていません。健康状態や医学的な傾向を判定するものでもありません。

所要時間の内訳(目安)
パート内容問題数制限時間
思考力 1図形推論(図形の並びから法則を見つける)12問6分
思考力 2数量推論(数列の次の項)10問5分
思考力 3言語推理(語と語の関係)12問4分
思考力 4処理速度(記号列の同異判定)最大60問1分30秒
性格5件法のアンケート(1ページ10問)68問制限なし

説明画面を含めて、思考力パートが約18分、性格パートが約7分。あわせて25分前後を見込んでください。思考力パートは中断しても制限時間が進み続けるため、落ち着いて取り組める時間を確保したうえでご案内ください。

02

問題は、受検のたびに作り直されます

固定の問題集を配っているわけではありません。「どういう規則の問題を、どの難しさで出すか」だけを決めておき、実際の図形や数値はその場で組み立てます。

下は思考力パートの図形推論の例です。規則は同じでも、出てくる図形と並びは受検のたびに作り直されます。そのため、対策本や過去問を覚えても答えにはたどり着けません。

EXAMPLE 01

規則: 右へ進むごとに、図形が1つずつ増える

?

空欄に入るものを選びます。次の受検では、図形の種類・大きさ・並ぶ向きが別のものに置き換わります。

EXAMPLE 02

規則: 右へ進むごとに、図形が90度ずつ回転する

?

同じ「回転」の規則でも、回る図形そのものと開始の向きが毎回変わります。答えの位置を覚える対策が効きません。

それでも申し上げられないこと

  1. 問題が毎回変わるため、過去問の暗記や対策本による準備は効きにくい設計です。ただし「対策が絶対に不可能」とまでは申し上げられません。出題の規則そのものに慣れることはあり得ます。
  2. 自宅受検のため、替え玉受検や、他者の助けを完全に防ぐことはできません。面接での確認とあわせてお使いください。

03

「盛った回答」を見抜くための、回答の信頼度

性格パートは、答えようと思えば「よく見せる」ことができます。持ち味カルテは、その回答をそのまま数値にするのではなく、どこまで解釈してよいかをA〜Dの4段階で同時に返します。

明るいオフィスのテーブルで打ち合わせをする5人

何を見ているか

  • 回答の一貫性。似た内容を別の言い方で尋ねる設問への答えが、食い違っていないか。
  • 極端な答え方の偏り。すべてを「非常にあてはまる」で埋めるなど、中身を読まずに答えた形跡がないか。
  • 望ましさへの寄りかた。社会的に good とされる方向へ、不自然なほど揃っていないか。
  • 回答のペース。読んで答えるには短すぎる時間で進んでいないか。

A〜Dの意味

  • A … そのまま解釈してよい水準です。
  • B … おおむね解釈できます。気になる項目は面接で確かめてください。
  • C … 解釈は慎重に。数値を鵜呑みにせず、面接の比重を上げてください。
  • D解釈しません。総合ランクと16タイプを断定表示せず、再受検をご案内する仕様です。

この指標の限界

  1. 信頼度は「回答の作り方」を見る指標であり、受検者の誠実さを判定するものではありません。体調や環境で下がることもあります。
  2. 時間をかけて意図的に一貫した回答を組み立てる受検者を、完全に見抜けるとまでは申し上げられません。

04

測れることと、測れないこと

適性検査を選ぶときにいちばん困るのは、「どこまで信じてよいか」が書かれていないことだと思います。持ち味カルテは、いまの限界を先にお伝えします。

測れること

  • 初めて出会う問題を筋道立てて解く力を、4領域から推定し、95%信頼区間つきで返すこと。
  • 仕事の場面での動き方の傾向を、5因子30側面と7指標という決まった物差しで表すこと。
  • 同じ募集のなかで、応募者どうしを同じ条件で並べること。問題は毎回生成され、条件が揃います。
  • その回答を解釈してよいのかどうかを、A〜Dの信頼度として同時に示すこと。

測れないこと

  • 合否そのもの。単独で採否を決められる精度ではありません。面接・実務評価と併せた判断材料の一つです。
  • 日本の一般人口のなかでの絶対的な位置。基準値は整備中で、思考力側の基準は暫定です。同じ募集のなかでの相対比較としてお使いください。
  • 時間をかけた意図的な作為。信頼度の指標は流し読みやいい加減な回答にはよく効きますが、時間をかけて一貫した人物像を作られた場合の完全な検出までは保証できません。
  • 健康状態や医学的な傾向。医療・臨床的な判定は行いません。結果は職務場面での行動の記述にとどめています。

05

向いている会社と、向いていない会社

合わない用途に無理に当てはめても、よい採用にはつながりません。

明るいオフィスの会議席で打ち合わせをする3人

向いている会社

  • 面接の前に、候補者を短時間で同じ条件に並べたい会社
  • 応募が月に数名〜数十名の規模で、一人ひとりに目を通せる会社
  • 社長や現場の責任者が、自分でレポートを読んで判断したい会社
  • 中途・アルバイト・パートの採用にも、同じ物差しを使いたい会社

向いていない会社

  • 全国一斉の新卒大量採用で、数千人規模を一度にふるいにかける用途
  • 基準値の確定した検査が必要な用途。持ち味カルテの基準値は現在整備中で、同じ募集の中での相対比較に向いています
  • 受検者に対面での監督(本人確認・カンニング防止)が必要な用途。当サービスは自宅受検を前提としています

ご利用にあたっての注記

  1. 検査結果は採用・配置の判断材料の一つであり、単独で合否を決めるものではありません。面接や実務評価とあわせてご活用ください。
  2. 現在の基準値は整備中です。思考力側の基準は暫定であり、性格側の基準は国際的な公開研究データに基づくもので、日本の一般人口の基準ではありません。同じ募集・選考の中での相対的な比較としてご利用ください。
  3. 回答の信頼度が「D」と判定された場合、その回答は解釈せず、再受検をご案内する仕様です。
  4. 本検査は医療・臨床的な判定を行うものではありません。
  5. 思想・信条・出身など、採用選考において尋ねてはならない事項は設問に含んでいません。
  6. 「持ち味カルテ」は商標を調査中です。名称は変更となる場合があります。

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